丹沢の道を歩く。 #経ヶ岳付近を散策

 

 

 

#経ヶ岳付近を散策

 

 

経ケ岳(633.1m)、華厳山(602m)、高取山(522.1m)の3つの山を歩いてきた。

 

この日の気分で聴いていたカッコいい曲を紹介したい。

Youtubeを貼っておくので、可能ならば音楽も一緒に楽しんで貰えると嬉しいです。

 

Nujabes

Feather (feat. Cise Starr & Akin from CYNE)

今回のルートと、スタート地点までのアクセス。

 

今回のルートは、

半原越→経ケ岳(きょうがたけ)→華厳山(けごんやま)→高取山(たかとりやま)

→華厳山→経ケ岳→半原越。

まず半原越ってところまで車で行って、そこから高取山まで行って帰って来る(※行って帰って来ることをピストンと言います)ってルートです。車で行くと帰りは同じところに戻ってこなきゃいけないのが面倒だけど、公共の交通機関で行くと最寄りの小田急本厚木駅からバスで35分。もはやこの距離で本厚木を最寄り駅って言ってること自体、図々しすぎて可愛さすら感じるが、要するに車で行く方が気楽

 

 

半原越には少しスペースがあったので、そこに駐車した。ここにはゲートがあるんだけど、緊急車両とか通る可能性があるので、ゲートの前に止めるのだけはダメ!ゼッタイ!

 

 

 

 

↓半原越に向かう林道に入ると 程よく狭くなった。

それから、土砂が崩れている場所もあった。

天気予報的に言うと "狭い時々土砂崩れ" だった。

もちろん「車に崩れたら怒るからな!」って土砂崩れを威嚇しながら通過する。

 

 

さあ。山の中へ。

↓午後14時頃、半原越から山の中に入るとまずは登り。この日は、進む先の方を見ながら登ると、まだまだあるな、、と思って気が滅入りそうだったので、自分の足元を見ながら登った。何か変な虫がいないか、何か変な植物がないかを探しながら登った。

 

 

↓一つめの経ケ岳に到着して自撮りする。

"ドラえもんの裏山感"があり、とても親しみのある山頂だと思った。

 

 

↓滑る坂を下って後ろを振り返る。そこに見えたのは帰りに登る坂。でも頑張るのは帰りの自分なので、行きの自分をやってる今は関係ない。自分の事って 自分が思っているより こんな風に他人事 だったりする。これは僕だけだろうか?

 

 

↓道らしきものを探しても見当たらない場所も多いようです。こーゆー道を、踏み跡だけ追って歩こうとする人は、道を間違えるかもしれません。逆に言えば、地図と尾根を見ながら歩けば、自分が歩きたいところを歩けます。

 

 

↓出る杭は打たれる。

 

 

↓こんな道もあった。倒れた木の根っこを踏み越えて行けなくはない。が、手が汚れたら嫌なので右側の隙間から回り、蜘蛛の巣を壊しながら通過。

 

 

↓この日のこのルートは、道を塞ぐたくさんの植物があった。倒木や枯れ木など、人間で言うところの瀕死や死体だと思われる植物を沢山見かけるルートだったので、緑の植物が道を塞いでいると、通りづらいけどむしろ頑張って欲しい感も否めないフワフワした気持ちになった。

 

 

↓尾根が二手に分かれる。この時は地図とGPSで確認して進んだ。

写真の真ん中の棒を境目として右と左を比べたらわかりやすいんだけど、道に踏み跡があるかどうか確認したりしている。この場所だったら左の道の方が地面に植物がなくなんならもう道だから過去にたくさんの人が歩いていた可能性は相当高い。ただ、あまりにも沢山の人が間違えているから踏み跡があったり、たまたま植物が育ってないだけだったり、踏み跡に見える場所は沢山あるから、踏み跡は正しい道を選ぶ確率を上げるためのオプション的に使っている。

あとはテープも参考にする。誰かが目印として付けてくれているテープ。この場所では左の道に青いテープがある。なので登山ルートの可能性は高い。油断しちゃ行けないのは林業の人とか仕事の人達のテープが混じっていたりするので、テープがあったら登山道確実という話ではないので、テープも、ルートから外れない確率を上げるためのオプション的なもの。

面倒だけどやはり一番信頼できるのは、尾根と地図を見比べること。今はGPS(一度エライ目にあったのでGPSの精度を疑い怯える心もあり)があるから現在地の確認は簡単。でもGPSだけでこーゆールートを歩こうとして、携帯が壊れたりした時はアナログ地図が必需品。迷子になりたくねえ。こんなところで夜を過ごしたくねえ。絶対おうちのベットで安心して寝たい。あと、シャワーも浴びて寝たい。現在地は絶対に見失ってはいけない。

 

 

↓この道 なかなか しびれる。

 

 

↓地面の中が石で 根が張れないのか?

元々あった土が 流れてなくなったのか?

良くわからないまま 根っこの上を歩いていく。

 

 

↓この道も良い。元々は渋い道だけど、木が倒れていると廃れた道な感じが漂って来る。実際は、少し乾き気味で固まった地面なので踏み心地は良いが、その硬い地面に少し砂利が乗っているから滑りやすい道。この感じの道は、登りは足の接地を大切にして、下りは滑ること前提で駆け下りる。

 

 

↓光があたり、緑が綺麗に見えるようになったと思ったら、、、

 

 

↓華厳山に到着。こんなところに看板が立っているシュールさがなんとも言えない。

 

 

↓ずっと山の中を歩いていたら、日当たり悪い道もなかなか趣があって良いとすら思えてきた。自分にゆとりが出てきた証拠。

 

 

↓あ、あの光り輝く場所は、、、

 

 

↓こ、ここがあの、、、

 

 

↓本日の目的地 "高取山" 到着。もうバテバテ。

 

 

↓高松山山頂の空気感をしばし堪能。ここ夜になったら星が綺麗だろうな、、とか考えてみる。

他にも色々と想像してみた。まるで今、目の前で見て 聞いているかの様に、、。月明かりに照らされたこの場所を動物が通り、辺りをキョロキョロしてからまた歩き出す姿や、沢山の虫の音を想像する。朝になると鳥が鳴き、雨が降ると水が葉や地面に落ちる音。とまあ、こんなに環境が良い場所なのに "近くにコンビニがない" という致命的な弱点があるため、アメリカンドッグがマイブームな僕は早々に帰ることを決意。そしてルートを再確認する。

 

 

↓帰り道。用は済んだし、疲れてるし、通る道は今さっき歩いてきた知ってる道だからあんま興味ないのでサッさと歩く。

 

 

↓久々の山歩きのくせに、せっかちな自分をコントロール出来ずコースタイムの半分の速度で歩いてしまい途中でバテる。自分の体あちこちの細胞に酸素が不足しているせいなのか、僕は大量の空気を吸い込んではそれを血液に乗せた。そして全身に送られた酸素が細胞に染み渡っていく感覚を全身で感じることができた、、、ような気がしちゃうぐらいしんどい。もしかしたら疲れすぎて少し頭がおかしくなっているのかもしれない。か、もともとおかしいか。そんな僕は、華厳山まで戻ってきてひとまず自分の不摂生を後悔する。昨日のカップラーメン、一昨日のアメリカンドッグ。あんなの食ってるからこうなるんだ。これからは中華まんにしよう。そう思った時、「僕も中華まんにする!私も中華まんにするわ!僕も!私も!」と、体中の細胞が叫んでいたような気がするので、今年の冬は中華まんを沢山食べようと思う。

 

 

↓お地蔵さんに会ったので、お邪魔していますの挨拶

 

 

↓「あの木の影にあるのが高松山。」って言ってる写真。1人で

 

 

↓ぶどう狩りスタイルの "葉っぱの屋根" がある道。いい。

 

 

↓さあこの先、右から来る尾根とぶつかるみたいだ。あれとぶつかったら左方向へ。

 

 

↓本当にいい道。疲れるけど歩くのが楽しくなる

 

 

↓「太陽が沈むまでこのぐらい!」って言ってる。もちろん1人で

 

 

↓下の方は日が当たってないから暗い。あーなる前に帰るのだ。

 

 

↓分岐で現在地とルートを確認している風の写真。細かい地形は見れないけど、山と高原地図は可愛い。

 

 

↓丹沢の山々を 東から眺められる この場所には 風が吹いていた。

久々の山で辛い思いをしたけど、心にはゆとりが出来た。

風を優しいと感じることが出来た。

 

 

↓今年の冬は "中華まんを食べたい" そんな気分の山歩きになった。

体力が落ちていたけど、また頑張ろ。

 

おしまい。

 

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